世界最大の上場投資信託(ETF)「SPDR・S&P500ETFトラスト」の命運は、20代の若者11人の健康にかかっている
「SPY」として知られる規模2500億ドル(約26兆4000億円)超の同ETFは、組成の際に使われた独特な法的枠組みのため、運用期限が1990年5月から93年1月の間に生まれた普通の若者11人の寿命と結び付けられることになった。
ブルームバーグ日本語版 2019年8月13日https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-13/PVY8JTT0AFB601?srnd=cojp-v2
アメリカ株に投資している人なら、知らない人はいないくらい有名なETFが、
11人の若者の寿命と結び付けられているとはなんとも奇妙な話です。
どうやら設立当初、運用期限の設定が義務付けられた関係で。25年後の2018年1月が期限となるよう組成されていたが、後に1990年5月から93年1月の間に生まれた11人の寿命に連動するように修正されたことで期限が延長されたようです。
この11人のうち、少なくとも8人は、アメリカン証券取引所(AMEX)の関係者の家族や親類だそうです。
自分の寿命が世界最大のETFと関係しているなんて思いもしないことですよね。
ちなみに、現在のSPYは2118年1月22日か、「11人の中で最後まで生き残った人の死亡」から20年後のいずれか早い時期に期限を迎えるとのことです。
この11人には長生きしてもらいたいですね。